4月に予定されているらしいブキバランスの調整が行われる前に、現状の96デコについてまとめておきます。
S+でガチマッチに潜っている人ならわかると思いますが、96デコ強いです。得意不得意はあるものの、総合力で言えば前衛職最強と言って間違いないと思います。
96デコの強いところ
メイン性能
メインの射程は直撃範囲が試し打ちライン3.3本分、減衰込みの最長射程で3.8本分です。
全シューターの中で射程が2番目に長く、1発のダメージが62もあるため最長射程で撃ち合っても2確が維持でき、いくら防御を積まれても確定数が変わらないという暴力的な強さです。
弾のブレ幅が大きいので距離3.5あたりから命中率が悪くなってきますが、それでも確定2発なので
命中率の悪さはそこまで問題になりません。
基本的に射程が長いブキが有利なこのゲームにおいて、前衛に出れるシューター(※1)の中で射程が一番長いというのはそれだけでかなり強いです。
しかも同射程のプライム、デュアルよりキルタイムが早い(※2)ので、これら3種の中では96が一番キル向きと言えます。
ついでにいうと、キル向きのブキはあまり塗りが強くなく、塗りが強いブキはキルが遅い、というのが他のブキにも当てはまるスプラトゥーンの一般的な傾向なのですが、96に限って言えばプライムより塗れます。
キル:96>プライム>デュアル
塗り:デュアル>96>プライム
どうしてこうなった。(※3)
※1:
ジェットスイーパー?発射間隔8Fなのに4確とかいうふざけたブキは前衛に必要ないです。
※2:
キルタイムは距離ゼロで初弾発射から相手を倒すまでの時間や、初段発射から着弾までの時間を含めた時間、連続射撃中の1発目が当たってから相手を倒すまでの時間など色々な考え方がありますが、ここでは実際の試合中の状況で一番よく起こる「連続射撃中の1発目が当たってから相手を倒すまでの時間」で考えています。弾が外れる事は考慮していません。
※3:
足元塗りの速さや最長射程付近での命中率などを考えるとメイン性能だけであればプライムの方が使いやすいです。メイン以外も含めた総合力は後述。
シールド(とマッチしたメイン性能)
メイン性能が高いことはわかりました。
しかし、そのメイン性能をもって暴れる原因になるのがサブのシールドです。
シールドは前線の維持や防衛時に威力を発揮します。
前衛の中で射程が一番長いため、シールドの後ろから相手を一方的に攻撃できるのが96デコの最も強い攻撃方法です。
相手からしたら射程負けしていれば正面からは絶対に崩せませんし、同射程であっても圧倒的に不利な戦いを強いられます。
ボムでシールドを削ることは出来ますがそれだけでは決定打にはなりませんし、対シールドに最も相性のよいポイズン持ちは、全て96デコより射程が短いのでポイズンを当てたところで1人では崩せません。
チャージャーに狙われようが、シールドを展開している限り安全なので、障害物がない場所でも一方的に自分が有利な場を作れるのが96デコの強みです。
シールドを展開した96デコを正面から倒せるのはバレルスピナーくらいでしょうか。
他のブキは正面から戦うことはあきらめた方が良いです。
ダイオウ
メイン性能とサブのシールドだけでも大半のブキより強いというのに、96デコにはダイオウまで付いてきます。
エリア(不利状況時の無敵スペシャル)、ヤグラ(突破が難しいカウントを強引に打開)、ホコ(ホコ割2確、ルート作り)とどのルールでも腐らない汎用性の高いスペシャルです。
エリアの無敵スペシャルとしてはバリアの方が需要が高いですが、96デコ自身は足元塗りがそれほど速くないため、96デコとの相性はバリアよりダイオウの方が良いです。
また、メインとサブの性能が高い故に最前線で戦うことが多く、強引に前線を荒らすことの出来るダイオウは96デコと一番相性が良いスペシャルではないでしょうか。
メインの射程とシールドのおかげで死ににくい
⇒死なないのでスペシャルが溜まる
⇒死にそうになった時にスペシャルで反撃できる
⇒死なないのでまたスペシャルが溜まる
の無限ループはヤバいです。逆境付けた96デコは本当に固い。
96デコの弱いところ
ここまで書いていて既に96デコが強すぎて絶望してきたのですが、96デコにもかろうじて苦手な部分があります。
メインの発射間隔が長い
96は2確でキルタイムは早いですが、弾速が遅く発射間隔も長いです。
平地での撃ち合いではそれほど問題になることはありませんが、障害物を使って立体的に戦う場合は、初弾の遅さや発射間隔の遅さが問題になってきます。
- 足元塗りが遅いので敵インク内に踏み込みながら戦うことは苦手
- 初弾が遅いので急に表れた相手への対応が遅れがち
- 発射間隔が長いのでブロック周りなど射撃中に大きく照準を動かす必要がある状況はやや苦手(他のシューターより先読みが必要な幅が大きい)
- 射撃時の隙が大きいのでポイズンやボム、メガホンなどを見てから避けるのがほんの少しだけ遅くなりがち
・・・まあどれも致命的な弱点にはならないですね。ブロック周りで相手が急に現れても相討ちに持っていくくらいは余裕ですし。
ちゃんとしたS+部屋で戦っている時は足回りの遅さを弱点として感じることはあります。
インク管理の厳しさ
1対1で戦う分にはほとんど問題になりませんが、2人以上を相手にしようとするとインク管理が厳しくなってきます。
インク100%の状態から40発、シールドで60%消費した状態からだと16発しか弾が撃てません。
1人の相手をするのに平均で4~5発は使うので、塗りに使う分を考えるとインク100%分の行動では2人はなんとかなるにしても3人目を相手にするのはかなりキツいです。
まあこれも格下相手に連続キルで無双するのが少しやりにくい程度の話で、普通は1対1以上の状況はインク回復(=ダメージ回復)を挟みながら行動するのでそんなに問題にならないですね。
周りが誰も塗ってくれなくて96デコ一人でキル役と塗り役を両方やる必要がある時はキツいです。
96デコにオススメのギア構成
さて96デコが最強なことはわかりましたが、96デコが強い理由はギア構成の自由度が高いというところにもあります。
足元塗りが遅いので安全シューズは必須ですが、シールドとダイオウがあるおかげでマキガは必須レベルではありません。1発のダメージが62で、どんなに防御を積まれても確2が変わらないため、攻撃も必要ではありません。また他の前衛では必要になりがちなイカ速度やヒト速度もシールドと長射程のおかげで必要度は少ないです。インク系のギアがあると野良では何かとやりやすいですが、味方に塗れるブキがいるのならインク系が無くても問題なく立ち回れます。単体での生存力が高いことと、スペシャルのダイオウが強いため、逆境を活用しやすいです。
ガチエリアでのギア構成
エリアだとリッターダイナモが増える事を考慮してマキガを付けています。
インク回復とイカ速度は0,3でも目に見えて効果が出るので採用し、ダイオウの回転率を上げるためにスペ増も付けています。
ガチヤグラでのギア構成
ヤグラではマキガの効果が下がってダイオウが強くなります。
押し込みが難しいカウントを強引にダイオウで突破するのがかなり強いので、スペ減を付けて任意のタイミングでダイオウを使いやすくしています。
ヤグラ上でシールドを多用するので、インク回復も付けています。
ガチホコでのギア構成
ガチホコはとにかくすぐにスペシャルが溜まります。
いかに味方と連携してスペシャルを使うかというのがホコの重要なポイントですので、スペ増を増やしてダイオウの試行回数を増やしています。
移動しながら戦うことが多く、固定位置で前線をキープする必要性が少ないのでインク回復は外しています。
コメント
つよい!
今振り返るとほんと暴力的な強さですね